映画「万引き家族」の感想

 映画「万引き家族」が、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したのを昨年の夏ごろに知り、テレビ放映を楽しみにしていた。WOWOWで放映されたのでさっそく見た。
 感想としては、タイトルから面白そうだったし、展開が楽しみだったが、途中で居眠りしてしまい、翌日、その部分を見直した。出演者全員の演技がうまかったのと、企画の斬新を感じたが、内容で心に残るものはなかった。
 やに、テレビ放映が早すぎるので、日本ではヒットしなかったのかなと思った。心に残った映画はビデオは残して再視聴するのだが、これは削除をし、本作が海外で高い評価を得たのはなぜか?の疑問が沸いた。
 演技のうまさは評価されて当然だと思う。アメリカのテンポではなく、日本のガチャガチャ風でもなく、ヨーロッパの映画に多いゆっくりした展開と、ちょっと暗めが受けたのかなのかと思った。



沖縄スパイ戦史

 飯能市では毎年恒例のメーデー前夜祭で映画を上映している。今年は「沖縄スパイ戦史」だった。ストーリー性のある物語ではなく、沖縄少年兵で生き残った数十名の事実をドキューメント的に証言した映画であった。
 軍部が迫る本土決戦をいかに有利に戦うかという命題で、陸軍中野学校の青年将校が、沖縄の住民や少年兵をいかに参戦させ、軍部の言いなりに育成する内容である。結果的にはスパイの名目で住民の虐殺、住民同士の監視機構で、軍部のやりたい放題が語られていた。
 印象に残ったフレーズは、「軍は国民を守る組織ではなく、基地や軍を守る組織で、むしろ国民は足かせになる」と、陸軍中野学校のエリート青年将校が語ったことだ。軍事基地は作ってはいけないとという沖縄の人たちの声が聞こえてきた。

  前夜祭映画の前に、時間を待つ間に歌声グループによる、「沖縄を返せ」「世界をつなげ花の輪に」「心はいつも夜明けだ」「がんばろう」などに私は声を出して歌った。60年代の反安保やベトナム戦争反対及び歌声喫茶を思い出していた。





デバイスの壁紙は個性的な絵画

デバイスの壁紙は、ほとんど好きな絵画でスライドさせている。でも、好みは変わるもので、最近は印象派マネに惹かれている。半年前までは田中一村、その半年前はアンリールソー、その前はドラクロワと移り気な状態である。どちらにしても個性的な変わった画家に傾注している。

印象派マネの「スイレンと日本の橋」、まるで写実派だが?
田中一村の「花と蝶シリーズ」、細かい描写が好み
ルソーの「戦争」、この幼稚さが魅力
ドラクロワの「ダンテの小舟」、長い時間かけて「神曲」を読んだ影響かも!


愛を読むひとに感動した

 テレビで映画「愛を読むひと」を観た。原作は「朗読者」だが、内容は朗読を通じて長い間、愛をはぐくんできたので、原作タイトルの方が私にはマッチするように思った。
 前半は個人的な恋愛物語、後半はフォロコーストと社会的展開になる。終始、中心になるのが、ハンナの非識字を巡る展開である。

「愛を読むひと」の前半の恋愛中
「愛を読むひと」前半の恋愛中のハンナ

 それにしてもハンナ役のイギリス女優ケイト・ウインシュレットは、若い頃から老人になるまでを1人で演じている。日本では信じられない女優魂であり、日本の女優も見習って欲しい。

「愛を読むひと」の画像検索結果
「愛を読むひと」後半のハンナ

 途中からハンナが非識字者であることを気づいた彼と、非識字者ハンナの心の動きと、牢中で彼からの差し入れテープを元に牢中で手紙が書けるようになり、自分の半生を正直に送ったことに感動した。



映画 ベル&セバスチャン

フランス映画で「ベル&セバスチャン」をテレビで観て久しぶりに感動した。第二次世界大戦中のフランスが舞台で、雪で囲まれた自然をかしこい犬、利発な少年、ユダヤ人を隣のスイスまで助ける勇敢な男女、頑固なおじいちゃんが人間愛に目覚める、善人のドイツ兵などがそれぞれ生き様を演じる。
 主人公の少年は愛くるしくて利発な演技に釘付けになった。米国映画と違って殺戮もなく、人間とその生き様を描いており、さすがヨーロッパ映画と思った。