毎年見ているウイーンニューイヤーコンサートを、今年は今頃に成って、余裕が出来たのでゆっくりビデオの三時間を堪能した。
主催者のウイーン楽友協会は開催することを前提に、長い間検討を重ねてきたらしい。条件は無観客、演奏者は練習も含めて毎日PCR検査を実施、演奏者の間隔も今までと同じだった。
私は散歩中にヨハン・シュトラウスの楽曲もよく聴き元気をもらっているので、生演奏が聴けるなんて素晴らしいことでした。写真はテレビから
映画「万引き家族」の感想
映画「万引き家族」が、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したのを昨年の夏ごろに知り、テレビ放映を楽しみにしていた。WOWOWで放映されたのでさっそく見た。
感想としては、タイトルから面白そうだったし、展開が楽しみだったが、途中で居眠りしてしまい、翌日、その部分を見直した。出演者全員の演技がうまかったのと、企画の斬新を感じたが、内容で心に残るものはなかった。
やに、テレビ放映が早すぎるので、日本ではヒットしなかったのかなと思った。心に残った映画はビデオは残して再視聴するのだが、これは削除をし、本作が海外で高い評価を得たのはなぜか?の疑問が沸いた。
演技のうまさは評価されて当然だと思う。アメリカのテンポではなく、日本のガチャガチャ風でもなく、ヨーロッパの映画に多いゆっくりした展開と、ちょっと暗めが受けたのかなのかと思った。
沖縄スパイ戦史


飯能市では毎年恒例のメーデー前夜祭で映画を上映している。今年は「沖縄スパイ戦史」だった。ストーリー性のある物語ではなく、沖縄少年兵で生き残った数十名の事実をドキューメント的に証言した映画であった。
軍部が迫る本土決戦をいかに有利に戦うかという命題で、陸軍中野学校の青年将校が、沖縄の住民や少年兵をいかに参戦させ、軍部の言いなりに育成する内容である。結果的にはスパイの名目で住民の虐殺、住民同士の監視機構で、軍部のやりたい放題が語られていた。
印象に残ったフレーズは、「軍は国民を守る組織ではなく、基地や軍を守る組織で、むしろ国民は足かせになる」と、陸軍中野学校のエリート青年将校が語ったことだ。軍事基地は作ってはいけないとという沖縄の人たちの声が聞こえてきた。
前夜祭映画の前に、時間を待つ間に歌声グループによる、「沖縄を返せ」「世界をつなげ花の輪に」「心はいつも夜明けだ」「がんばろう」などに私は声を出して歌った。60年代の反安保やベトナム戦争反対及び歌声喫茶を思い出していた。
デバイスの壁紙は個性的な絵画
愛を読むひとに感動した
テレビで映画「愛を読むひと」を観た。原作は「朗読者」だが、内容は朗読を通じて長い間、愛をはぐくんできたので、原作タイトルの方が私にはマッチするように思った。
前半は個人的な恋愛物語、後半はフォロコーストと社会的展開になる。終始、中心になるのが、ハンナの非識字を巡る展開である。
それにしてもハンナ役のイギリス女優ケイト・ウインシュレットは、若い頃から老人になるまでを1人で演じている。日本では信じられない女優魂であり、日本の女優も見習って欲しい。
途中からハンナが非識字者であることを気づいた彼と、非識字者ハンナの心の動きと、牢中で彼からの差し入れテープを元に牢中で手紙が書けるようになり、自分の半生を正直に送ったことに感動した。
映画 ベル&セバスチャン
文化面の過去記事はここから

ホームページをワードプレスに切り替えたことも有り、一つずつ移動してきた。しかし、10年前まで続くので、全部移動するのは至難の業だと認識をした。
そこで、これ以前の投稿は前のホームページをまとめて見られるようにしたい。興味ある方はここから別フォームで読んでください。