沖縄スパイ戦史

 飯能市では毎年恒例のメーデー前夜祭で映画を上映している。今年は「沖縄スパイ戦史」だった。ストーリー性のある物語ではなく、沖縄少年兵で生き残った数十名の事実をドキューメント的に証言した映画であった。
 軍部が迫る本土決戦をいかに有利に戦うかという命題で、陸軍中野学校の青年将校が、沖縄の住民や少年兵をいかに参戦させ、軍部の言いなりに育成する内容である。結果的にはスパイの名目で住民の虐殺、住民同士の監視機構で、軍部のやりたい放題が語られていた。
 印象に残ったフレーズは、「軍は国民を守る組織ではなく、基地や軍を守る組織で、むしろ国民は足かせになる」と、陸軍中野学校のエリート青年将校が語ったことだ。軍事基地は作ってはいけないとという沖縄の人たちの声が聞こえてきた。

  前夜祭映画の前に、時間を待つ間に歌声グループによる、「沖縄を返せ」「世界をつなげ花の輪に」「心はいつも夜明けだ」「がんばろう」などに私は声を出して歌った。60年代の反安保やベトナム戦争反対及び歌声喫茶を思い出していた。



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