原田 マハ著 いちまいの絵

 原田 マハ著 「いちまいの絵」を読んだ。きっかけはFacebookの水彩画を描くKさんの勧めであった。生きているうちに見るべき名画の副題が付いており26枚の絵が紹介されている。
 それぞれの絵には、原田マハの絵画評と画家の出自から没するまでの歩んだ道が数枚の頁で綴られている。
 文中に「私は正統派の美術館も好きなのだが、画家の暮らしていた家やアトリエなどがことさら好きで、好んで出かけていく。画家や彫刻家の息吹を感じられるし、それに刺激されて、アートをテーマにした小説の着想を得ることが多いからだ」とあった。なるほど、原田マハの絵画評は現場を見ているので、リアル感が味わえ、納得できるところが多く、つかの間の知識を得た。手元に置いて何回も読みたい名作だが、図書館だから手元に置いておけない。
 低音量の軽音楽を聴きながら、大きな窓からの太陽を背中に浴びながらホカホカの気分で読むのだが、この本はリアルな絵画評と画家の生きざまが眼に浮かんでくるほどの文章上手で至福の数日であった。
 原田マハは「楽園のキャンバス」を読んでファンになり、題材になった絵画をPCの壁紙にもしている。「風神雷神」上下巻も、図書館に予約してあるので、非常に楽しみである。

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